プレス(報道)
GEとベタープレイス、EV用インフラの世界展開に向け提携
2010年9月22日
技術開発、バッテリーの資金調達、社用車へEV導入推進、認知度向上の4分野で協力
ゼネラル・エレクトリック(以下GE)と電気自動車(EV)サービス・プロバイダーのベタープレイス(Better Place本社:米カリフォルニア州、創業者兼最高経営責任者 シャイ・アガシ、ベタープレイス・ジャパン株式会社:東京都千代田区、社長 藤井清孝)は本日ニューヨーク市にて、技術および資金調達で提携することを発表しました。相互運用性のある標準ベース技術の開発、バッテリーの資金調達、社用車へのEV導入を推進する共同計画および消費者への認知度向上の4分野での協力を通じて、EV用インフラの世界展開を促進します。
今回の提携により、GEの持つ世界的規模の企業力、広範な技術力、スマートグリッドについての高い専門性および新たなワットステーション(WattStation)のEV用充電器を、ベタープレイスの優れたEVサービスおよびインフラ・ソリューションと組み合わせて活用することになります。それにより、ほぼすべての消費者と車の所有者向けに、無公害のEVに動力を供給する拡張可能なソリューションを提供します。
GEのバイス・プレジデント兼チーフ・.マーケティング・オフィサーのベス・コムストックは、「GEは協力によって生まれる力を重視しています。今回のベタープレイスとの提携は、EVインフラの展開を推進するために規模の異なる企業がそれぞれの強みを結集させたものです。私たちのワットステーションとベタープレイスのサービスを統合することにより、デジタル管理されたエネルギーによる道路環境の改善およびよりクリーンで持続可能な代替輸送手段の提供を促進することができます」と述べました。
ベタープレイスの創業者兼CEOのシャイ・アガシは、「約3年前、ベタープレイスは、石油から電気への移行こそが最後の大規模なエネルギーの『デジタル化』であり、世界的なビジネスチャンスであると認識しました。今回のGEとの提携は、ベタープレイスにとって大変意義のある一歩です。ルノー、HSBC、そしてGEとの提携により、ベタープレイスは産業界のリーダーとともにすぐれたエコシステムを構築し、ベタープレイスモデルの世界展開を進めていきます。提携した企業とともに、ベタープレイスはガソリン車の代替として、より求めやすく、より快適なEVの導入を促進していきます」と述べました。
4分野での協力について
1) 相互運用性のある標準ベース技術の開発
GEのワットステーションは、ベタープレイスのインフラサービス・ネットワークと共存するものです。ベタープレイスの方式では車とバッテリーの所有権が分かれているため、EVドライバーはバッテリーに多額の先行投資をする必要がなく、走行距離に応じて、またインフラサービスの利用に対して料金を支払います。今回の提携により、顧客はベタープレイスのネットワークの下で充電費用を管理し、GEのワットステーションにてEVに充電することができます。GEワットステーションとベタープレイス・ネットワーク間の標準ベースの相互運用性を確保することによって、ドライバーはひとつの充電場所から別の充電場所へと継ぎ目なく「動き回る」ことが可能となります。
2) バッテリーの資金調達
GEとベタープレイスはバッテリー保有の資金調達を予定しています。その第一弾として、ベタープレイスの最初の市場であるイスラエルとデンマークで1万基のバッテリーのための資金調達を行います。この資金調達により、両国の初期EV市場が促進され、第一次販売となるEV1万台の発売を後押しすることになるでしょう。
3) 社用車への EV導入を推進する共同計画
GEとベタープレイスは、実証プロジェクトとして主要都市の都心部とそれに連結する高速道路で社用車にEVを導入して、運用を試してもらう包括的なモデルを社用車の所有者に共同で働きかけています。所有者が社用車をガソリン車からEVに切り替えることで、維持コストの軽減という経済的メリットと有害排出物削減のメリットの両方を享受できるようにすることを目標としています。
対象となる試験地域は、サンフランシスコのベイエリア、ハワイのホノルル、カナダのオンタリオなどの北米都市部、欧州、アジアおよびオーストラリアの都市です。ベタープレイスはすでに、これらの市場で2011年に開始予定の初期ネットワーク展開に向けて事業を進めています。
4) 消費者への認知度の向上
ベタープレイスとGEは、GEのエコマジネーション・イニシアチブの一環として、消費者への認知度を向上させ、電気化された輸送手段の広範な導入と、その実現に必要なインフラの経済的および環境的価値を確実に理解してもらえるよう協力していきます。
GEのエコマジネーションについて
GEは、クリーンエネルギー技術の開発および展開を促進するために、イノベーションと研究開発(R&D)への投資に焦点を絞り、世界的なエネルギー転換を推進しています。2005年のエコマジネーションの取り組み開始以来、90以上のエコマジネーション認定製品を市場に送り出し、2009年の売上高は180億ドルに達しました。発足した最初の5年間に50億ドルをR&Dに投資した同社は、エコマジネーションへの投資額を倍増させ、エネルギー革新の新時代を推進するためにパートナーたちと協力していくことを誓いました。GEは、今後5年間でR&Dへの投資額を100億ドルに増やし、運転エネルギー効率を2倍に改善すると同時に、温室効果ガス排出量と水の消費量を削減します。このイニシアチブの一環として、GEは次世代スマートグリッドの構築実現を目指してイノベーターたちからアイデアを募る2億ドルのプロジェクト「GEエコマジネーション・チャレンジ - スマートグリッド-」を開始しました。詳しくは、エコマジネーション・ウェブサイトhttp://ge.ecomagination.com/index.htmlをご覧ください。
ベタープレイスについて
ベタープレイスは、持続可能な交通への移行を世界各地で推進する電気自動車(EV)サービスのリーディング・プロバイダーです。カリフォルニア州に本社を置き、イスラエル、デンマーク、オーストラリア、日本に現地法人を展開しています。当社は、EVの普及とエネルギー使用の最適化に向けたインテリジェントなインフラとネットワークの構築により、EVのドライバーに広範なサービスを提供します。それによってEV普及の障害となっていた航続距離の問題を解決します。また、自動車メーカー、バッテリー・サプライヤー、エネルギー会社、公共交通機関など、交通に関わるあらゆる関係企業、事業者と共同で強力なソリューションを創出しています。詳しくはhttp://www.betterplace.comをご参照下さい。
ベタープレイス・ジャパン株式会社は2008年に設立されました。2008年12月に環境省の推進する次世代自動車等導入促進事業の参加事業社に選定され、2009年5月より2カ月にわたり横浜にてEV実証試験を実施しました。同実証実験では、バッテリー交換式EVと自動バッテリー交換システムを世界で初めて一般公開しました。2009年8月に経済産業省・資源エネルギー庁の電気自動車普及環境整備実証事業の参加事業社の1社に選定され、2010年4月よりバッテリー交換式EVによる世界初のタクシー運用実証事業を日本交通株式会社と共同で実施しています。詳しくはhttp://www.betterplace.co.jpをご参照下さい。