経済発展は私たちの生活を豊かにしてくれましたが、負の側面もありました。CO2排出による影響が明らかになってきたことで、石油を原料とするエネルギーを極力減らすことが緊急課題になってきたのです。
CO2排出量の中で、ガソリン車は大きな割合を占めています。米国ではCO2排出量の33%、ヨーロッパでは50%に上る国もあります。ガソリン車やディーゼル車は大気汚染の原因になるため、世界中の多くの都市が問題意識を持っています。WHO(世界保健機関)によると、世界中で毎年240万人もの人々が、大気汚染が原因で亡くなっています。
CO2排出を大幅に削減するために私たちにできること。それは、交通システムのエネルギー効率を高めることと、化石燃料の使用を控えることです。
電気自動車が広く普及すると、これら2つの目的を同時に達成することができます。効率的な電気モーターを搭載する電気自動車は、エネルギー1単位あたりでガソリン車の3倍以上の距離を走ることができます。電力を中心とする次世代交通システムに移行することで、風力、太陽光、地熱、波などの再生可能エネルギーを有効に利用できる新しい市場が生まれ、現在無駄になっているオフピーク時の電力を利用することができます。